ネットショップの開業方法まとめ | 実際に作成した成功例・失敗例

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ネットショップの開業方法まとめ | 実際に作成した成功例・失敗例

こんにちは、ヒロスケです。

  • 「ネットショップを始めたいけど、何からすればいいか分からない」
  • 「商品選びや仕入れの方法が分からない」
  • 「お金をかけずに、個人で小さくショップを始めたい…」

ネットショップを開業しようとする際、こんな悩みを持つ人は多いのではないでしょうか? 私自身、同じようなことに悩みながら、小さなネットショップをいくつか作って運営してきました。

ここでは、初心者向けにネットショップの開業方法と、私が過去に作ったネットショップの成功例・失敗例を紹介します。

ネットショップの良い点・悪い点

ネットでお金を稼ぐ方法は色々ありますが、ネットショップの特徴としては下記のようなものがあげられます。

ネットショップの良い点

  • 集客さえしっかりできれば手堅い
  • 特定のプラットフォームに依存しない
  • なんとなく世間体が良い
  • お客さんに喜ばれる

ネットショップは「自分の城」なので、他者の干渉を受けにくく、売り上げは基本的に全て自分のものです。Amazon等のプラットフォームを利用した物販と違って、突然の規定変更やアカウント凍結などの心配事が少なくなります。

また、ネットショップは他のネットビジネスに比べて、なんとなく世間体が良いです。情報商材屋のように「詐欺師」呼ばわりされたり、アフィリエイターのように「アフィカス」呼ばわりされることもありません^^;

それから、時々、お客様からの感謝のメールをもらったり、「購入した商品をこんな風に使いました~」等のメッセージを頂けることがあり、嬉しくなります。直接お客様に商品を売らないアフィリエイト等では、あまり経験できないことです。

ネットショップの悪い点

逆に、ネットショップの悪い点としては下記のようなものがあげられます。

  • 運営が面倒くさい
  • 在庫リスクがある

正直ネットショップは運営が面倒くさいです(重要)。梱包・配送、問い合わせ対応、在庫管理など、色々と手間がかかります。運営を外部委託すれば負担は軽減されますが、利益は圧迫されます。

あと、売れない商品を大量に仕入れてしまった場合などには、不良在庫を抱えるリスクもあります。

ネットショップの作成方法

ネットショップの作成

商品選び

ネットショップを始めるにあたって、最初に考えなければならないのが「商品」です。一番の悩みどころではありますが、「この商品を売れば絶対に稼げる!」みたいな甘い話はなかなか無いので、こればかりは自力で探さなければいけません。

私がやっていた商品探し方法

私の場合は、商品探しのために下記のようなことをやっていました。

  • 普段から売れそうなものを探してメモをとる
  • イベントや展示会に行く
  • ショッピングサイトやブログなどを眺めて売れそうなものを探す
  • オークションサイトで実際に売れている商品を探す

商品探しに役立つイベントは商品展示会だけに限りません。個人的には、ニコニコ超会議の技術展みたいなものも、商材探しのヒントになったりしました。人を驚かせるような面白い展示物があるので、「これ売れないだろうか…」と考えるきっかけをくれます。

あと、個人ブログ(特にDIY系など)や海外のショッピングサイトなどを眺めるだけでも、「へぇ~、こんなものがあるんだ~」といった面白い発見を与えてくれることがあります。

オークションサイトは、海外向けネットショップの商品探しのために利用。有名なオークションサイト「eBay」のAdvanced Searchを使い、日本から海外向けに売れている商品をチェックしていました。

ニッチなジャンルで専門店化

価格などで優位性がない場合、他店と差別化する方法として「ニッチなジャンルで専門店化すること」があげられます。ライバルの少ないニッチなジャンルであれば、検索順位も上がりやすいですし、専門店化することで信頼感が増します。

極端な話、検索順位でトップに立ってしまえば、他の店より値段が高くても普通に買われたりします。なので、値段の安い他店から仕入れて、自分の店で数倍の値段で売る…などということも実際やったことがあります。

もちろん、「ニッチなジャンルの専門店」だと売上の天井は低くなりますし、小規模なショボい雰囲気のネットショップになりがちです。長所・短所ありますが、特に初心者にとっては小さく始められる方がハードルが低くて良いのではないでしょうか。

私が過去にやった例としては、特殊なプラスチック素材アクリル製のディスプレイケース蒔絵の万年筆、ダンボーフィギュアなどのネットショップがあります。成功も失敗もありましたが、全く注文がなかったというものはありませんでした。

仕入れ

商品の仕入れ方法としては、下記のようなものがあげられます。

  • メーカーや卸問屋から仕入れる
  • NETSEA(ネッシー)等の、ネット卸サービスを利用する
  • 海外から輸入する
  • オリジナル商品を作る
  • 他店から購入する

一番簡単なのは、ネットの卸サービスを使うことです。登録しておくと、ネットショップ感覚で商品の仕入れを行うことができます。

ただ、商品紹介メールのようなものが大量にきたりするので、不要な場合は来ないように設定するか、メールの振り分け設定をしておきましょう。また、大して安くない場合も多々ありますので、他店の販売価格等と比較してよくチェックすることが大切です。

海外サイトから輸入するのも方法です。「輸入」というと難しく感じる方もいるかもしれませんが、一度、実際に海外サイトから物を購入してみると意外と簡単であることに気付きます。日本で販売されていない商品を海外から仕入れれば、高い値段で売れることもあります。

ただし、海外輸入は検品がいい加減なことも多く、特に中国輸入の場合は注意が必要です。私も以前、アリエクスプレスで商品を仕入れてみたことがあるのですが、商品がグッチャグチャに汚れていただけでなく、そもそも注文したのと全然違う商品が届きました。クレームを入れたところ、「注文された商品の在庫がないので、代わりに違うものを送りました」と回答され、驚愕した経験があります…^^;

なので、海外輸入をする時は最初は少量でテストして、信頼できる仕入先かを確認した方が安全です、私は使ったことがないですが、輸入の仲介業者を使うのも良いかもしれません。

最初は無在庫がおすすめ

ネットショップ初心者は、最初は無在庫(もしくは少ない在庫)で始めることを強くおすすめします。ショップを作成しているうちに「これは絶対売れる!」みたいに錯覚してしまい、勢いで大量の仕入れをして、不良在庫を抱えてしまうと最悪です。心が折れます。

無在庫販売…注文が入ってからその商品を仕入れる販売形式


ネットショップ開業後に商品が実際に売れるか売れないかというのは、正直やってみないと分からない部分が多いです。なので、ガンガン挑戦してどんどん失敗すべきだと思います。

そのためには、一回の失敗でリタイアする羽目にならないよう、低リスクで始めることが大切になります。最初は利益がなくても良いので無在庫で始めて、その商品が売れるかどうかをキッチリ確認してから、少しずつ仕入れを増やしていくのが安全です。

実際、私は過去に不良在庫を抱えてしまい、ショックでしばらく寝込んだ経験があります。金額は小さかったのですが、自宅でやっていたので段ボールの山が部屋を圧迫して、それを見るたびに憂鬱な気持ちになりました。不良在庫は本当に最悪です。

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ネットショップ作成サービス

ネットショップを作成する際は、専用のカートサービスを使用するのが無難です。初心者でも簡単に使えるものがありますので、ここではその代表的なものを5つ紹介します。

色々種類はありますが、値段の高いサービスを使えば売れるというわけではないですし、特に初心者は無料カートで十分だと思います。個人的には、シンプルにやるならBASE、ワードプレスの知識があって自由度高めにやるならWelcartあたりがおすすめです。独自ドメイン(オリジナルのURL)も使えます。

1.BASE

初心者でも超簡単にネットショップが作れる無料サービスです。クレジットカード決済、コンビニ決済も簡単に導入できます。

良くも悪くもシンプルデザイン。高度なカスタマイズをしたい場合には、有料のテンプレもあります。

Baseを使ったショップの作成事例
ACCURIST(アキュリスト)腕時計公式サイト on the BASE
1946年ロンドンで設立された伝統ある腕時計ブランド 「アキュリスト」公式サイト
TOKYO COWBOY on the BASE
東京世田谷にある和牛専門フルオーダーカットの精肉店。TOKYO COWBOYは、長年の目利きがミートコンシュルジュとして、市場から用途ごとに最も美味しい和牛を厳選して仕入れております。本当の和牛の美味しさを五感で体感して頂ける新感覚の精肉店、それが『TOKYO COWBOY』です。ミートコンシュルジュが選ぶ、真の『和牛...


※香取慎吾さん出演のTVCMやってるっぽいです^^;

2.Easy myshop

無料でネットショップ開業ができるサービスです。必要に応じて高機能な有料版にアップグレードできます。

Facebookショップ、Yahoo!ショッピングへの連携機能があるのが特徴です。

Easy myshopを使ったショップの作成事例
生楽陶苑(きらくとうえん)~生まれる楽しさ、一塊の土にも~
「生まれることの楽しさ」を通して、使う喜びを感じていただけること。地元宮崎のシラスを釉薬に使った天目茶碗をはじめ、ぐい呑み等を販売しております。曜変天目茶碗の研究を初めて40年近くになります。

3.カラーミーショップ

有名なネットショップ開業サービスです。運営がしっかりしているので安心感があります。

昔実際に使っていましたが、個人的な感想としては「まぁまぁ」です。有料の割に自由度が低く感じました。分からない部分は問い合わせたら丁寧に教えてくれたので、そこは良い点です。

カラーミーショップを使ったショップの作成事例
http://haibara-shop.jp/

4.Yahoo!ショッピング

Yahoo!が提供している無料のネットショップ開業サービスです。シンプルで簡単にショップを作成することができます。

> Yahoo!ショッピング出店ページ

私も使っていたことがあり、一応は売れました。ライト出店は本当に簡単にショップを作ることができる反面、カスタマイズの自由度はめちゃくちゃ低いです。

細かい話ですが、「Yahoo!ショッピングあんしん取引」というシステムがあり、入金に14日のタイムラグがあったのがちょっと嫌だった印象があります。

5.Welcart(ウェルカート)

ワードプレスを使える人は、Welcartというプラグインを使うのも方法です。無料ですが、機能もけっこう充実しています。カスタマイズの自由度の高さを考えると、そこらの有料カートよりも良いかもしれません。

あくまでもプラグインなので、Welcartを使うにはワードプレスの導入が必須です。なので、ドメイン代とサーバー代はかかります。

あと、海外向け販売の機能がついていますが、細かい部分でちょっと使いにくいです。売れるのは一応売れます。

Welcartを使ったショップの作成事例
Jewelry Online | Space of encounter with jewelry

集客

ネットショップをやる上で最重要なのが「集客」です。せっかくショップを作っても、お客さんが来なければ当然全く売れません。無人島にお店を出している状態です。

ライバルの少ないニッチな商品であれば、普通にお店を作るだけでも検索順位が上がってお客さんが来ることもありますが、普通は何かしら集客の努力をする必要があります。

代表的な集客方法は下記のようなものです。

ブログ集客

お店や商品に関連するブログを作成して、Yahoo!やGoogle等の検索エンジンから集客を行う方法です。

BASEなどのネットショップ開業サービスには「ブログ機能」がついているものがありますので、それらを利用するのも良いでしょう。理想は、独自ドメインを取得してワードプレス等でブログ作成ができればベストです。

検索で上位に上がるかどうかは、ブログの内容はもちろん、ライバルの数や強さが大きな要素です。なので、他店やアフィリエイター等と競合しないニッチな商材を選ぶことは、検索対策の面では非常に強みになります。

検索上位を制圧すると、同じ商品を他の店で安く売っていたとしても、自分の店から普通に買われたりするようになります。

YouTube

商品やお店に関連する動画をYouTube等の動画サイトにアップして集客する方法です。動画内や投稿者コメント欄にネットショップのURLを乗せるなどして誘導します。

アップロードした動画は、共有機能を使ってネットショップやブログの中に埋め込んで使うこともできます。

広告

Yahoo!やGoogle等の検索エンジンにPPC広告(クリックされるごとに料金の発生する広告)を出したり、Facebook等のSNS上に広告を出して集客する方法もあります。

広告を出すには当然お金がかかりますので、初心者は慎重に。中には高い教材まで買って失敗する人もいます…。

SNS

TwitterやFacebook等で情報発信して集客する方法です。

私はやってないですが、お金もかかりませんし、集客を伸ばしたいならどう考えてもやった方がいいです^^;

運営

ネットショップの受注後の基本的な流れは、受注→決済→梱包→発送です。

そんなに難しいものではなく、普段からネットショップで買い物する人はだいたい想像つくと思います。

受注

ネットショップ作成サービスには受注管理システムがついていますので、注文はそちらで管理できます。注文後にお客様に送る自動返信メールも設定できるのが普通です。

決済

決済手段で一般的なのは、銀行振込とクレジットカード払い。必要に応じて代金引換などがあると良いでしょう。ただし、使用しているネットショップ作成サービスによっては、決済手段が制限される場合があります。

銀行振込は、自動返信メール等に支払期限を明示しておき、それを過ぎたらキャンセル扱いとすることで管理が楽になります。

納品書・領収書

商品を梱包する際には、納品書や領収書を同封します。普通は、使用するネットショップ作成サービスに、それらの書類を発行する機能がついています。

紙に印刷して商品に同梱する方法のほか、発送時のメールにPDFデータを添付して送付する方法もあります。

梱包・発送

商品によって異なりますが、プチプチ(緩衝材)やダンボール等の梱包資材が必要になります。

発送方法としては宅配便のほか、小さい商品の場合には料金の安い「レターパック」などを利用するのも方法です。

発送する際は、お客さんに「発送完了メール」を送ることも忘れずに。

ネットショップ開業の体験談

ネットショップ開業の体験談(成功例・失敗例)

私は、サラリーマン時代に副業を始めてから1年ちょっとの間、個人で小規模なネットショップを複数作っていました。ここではその中から、「成功例・失敗例・海外向け販売」の3つの事例を紹介します。

どれも金額の小さいショップでアレですが、初心者の方の参考にはなると思います^^;

事例1.特殊なプラスチック素材の販売

  • 月商:15万~60万円
  • 利益率:65%くらい
  • 在庫:有在庫
  • 運営期間:4年
  • 使用したカートサービス:Welcart

サラリーマン時代に初めて作った思い入れのあるネットショップです。長いことほったらかしの状態ですが、継続してお小遣いを稼ぎ続けてくれています。企業や大学がまとめ買いしてくれることがあるので、売上は月によって大きくブレます。

商品を見つけたきっかけ

このショップは今も稼働中なので具体的な商品名は書けませんが、「特殊なプラスチック素材」を販売しています。

この商品について、もともと知識があったわけではありません。商材探しのヒントになるかと思って参加したニコニコ超会議というイベントで面白い展示物があったので、それに関連する情報をネットで調べていたところ、たまたま発見しました。

5種類くらいの商品でスタート

あまり予算もなかったので、最初は5種類くらいの商品で、量もほんの少ししか仕入れずに開業しました。

仕入先はよそのネットショップです^^; 安く売っている店があったので、最初はそこから買って、自分の店で高値で売ることに。そのまま単純に高値で売るのも難しい気がしたので、複数商品を組み合わせてオリジナルのセットを作って売ることにしました。

手探り状態でネットショップ作成

私は当時、ネットに対して苦手意識があり、ドメインもサーバーも「何それ?」という状態からのスタートでした。何からやれば良いかもさっぱりなので、ネットで色々調べまくりながら作業をした記憶があります。

使用したネットショップ作成サービスはWelcart。選んだ理由は、ネットで調べた時にたまたま目についたからで、深い理由はありません。今思うとWelcartを選択したのは正解だったと感じていますが、当時の自分の知識からすると、難易度的に少しハードルが高かったような気がします。

Welcartを使うにはワードプレス(簡単にサイトやブログが作成できるシステム)の導入が必要なので、ワードプレスの書籍も買いましたが、読んでもサッパリ意味が分からずに挫折。結局、とりあえず体当たりで適当に作業してみて、分からないことが出てきた都度、ネットで調べて進めていく方が圧倒的に効率が良かったです。

会社帰りや土日はずっと池袋の自習室にこもって作業して、3週間くらいかけてやっとネットショップが完成。初心者なので、ショップのデザインはボロボロ。思い出すのも恥ずかしいのですが、なぜか商品と全く関係ない猫の写真とかを貼りまくってました^^;

初めの一個が売れるまで

ネットショップは作ったものの、売れ始めるまでには数カ月はかかると聞いていたので、あまり期待はしていませんでした。

ただ、私のショップは商品が超ニッチだったためライバルが少なく、マニアックなキーワードですぐに検索順位が上昇。そのおかげで、マニアックな人たちがポツポツとアクセスしてくれるようになりました。

その後はしばらく「人は来るけど商品は売れない」という状態が続いて不安になりましたが、無料サンプルを配布してみたところ依頼が多く、商品に需要があることが確認できました。いずれ購入の注文もあるだろうと待っていたところ、翌月になってついに初売上が発生! 受注を知らせるメールが届いた時は本当に嬉しくて、部屋中を飛び回って喜びました。

↓ 初めての収入はクレカ払いで1,630円でした^^;
ネットショップ開業後初めての売上

その売り上げは、私にとって給与以外で初めて手にする収入です。当時は会社の仕事に嫌気がしていたので、「もしかしたら脱サラできるかもしれない!」と、一筋の光が差した瞬間でした。

その後はポツポツと売れるように

初売上が発生した後は、自然にポツポツと注文が入ってくるように。注文が入るとさらにやる気が出てきます。集客用のブログも作成してみたところ、少しずつですが集客数も売上も増加していきました。

超マニアックな商材で大して儲からないためか、ライバルのサイトはいい加減な作りのものが多く、私のサイトはその後もどんどん検索順位が上昇。そのうち、検索結果の一ページ目を一人でほぼ制圧するような状態になりました。

そのせいだったのか分かりませんが、仕入れに使っていたネットショップが突然閉店してしまい、音信不通に…(´;ω;`) しかたなく、その後は海外輸入で仕入れを行うことにして、現在まで運営を続けています。

ド素人でも何とかなる

初めてネットショップを作成してみて感じたのは、「ド素人でも何とかなる!」ということです。ネット上には先人たちの残した情報が山ほどあるため、分からないことがあっても検索しまくれば大抵のことは何とかなります。

Welcartを使わなくても、BASEとかならもっと簡単にショップ作成することができます。「難しそう…」などと感じて躊躇している人も、とりあえずどんどん挑戦してみたら良いと思います^^;

事例2.ディスプレイケースの販売(失敗例)

  • 月商:0万~10万円
  • 利益率:15%くらい(半額セール時)
  • 在庫:有在庫
  • 運営期間:2年半
  • 使用したカートサービス:Welcart

3年ほど前、アクリル製のディスプレイケースを販売するネットショップをやって、大失敗した経験があります。

こういうやつ ↓
ネットショップ開業で失敗した体験談

売っていたのはディスプレイケースのみ。しかも、商品は4種類しかないという小~さなネットショップです。なぜこれを売ろうと思ったかというと、当時、あるプラモが微妙に流行っており、それにサイズがピッタリのディスプレイケースがあったら面白いのではないかという思い付きからです。

今思えば、この時点で自分の過ちに気が付くべきでした…。

オーダーメイドで発注

仕入れは、普通に国内の業者にオーダーメイドで発注。ケースのサイズは自分で自由に指定できるので、一応他に同じもののないオリジナル商品という感じになります。

発注数は多ければ多いほど仕入単価が下がるため、まとまった数を依頼。当時の私は新しいネットショップを始めるワクワク感から、なぜかその商品が売れると思い込んでしまっていて、見切り発車で多量の商品を仕入れてしまいました。

過ちに気づく

しばらくして業者から商品が届き、写真を撮って、「さぁネットショップの作成だ!」と思ったところで、初めて過ちに気が付きました。もともと、他社の人気商品にピッタリのケースとして販売するつもりでしたが、その商品名を前面に出して売り出すと商標侵害にあたるのではないかという点です。

…何故そんなことに気が付かなかったのか(;´Д⊂)オリジナル商品にありがちな「これは売れる!」という思い込みと興奮で、冷静な判断ができていなかったように思います。

在庫地獄に突入

結局、商品は思うような売り出しができず、月に1、2件の単品注文が入る程度。まとめて仕入れてしまった在庫をとてもさばききれる気がしません。準備やサイト作成にも結構時間をかけていたため、しばらくの間ショックで寝込みました。

何より最悪だったのは、自宅でやっていたため、不良在庫の山が部屋を圧迫したことです。ディスプレイケースは無駄にかさばるので、玄関前までダンボール山積み状態。宅配便の人とかが来た時、玄関を開けるたびに恥ずかしい思いをしました(ノд-。)

2年半かけて完売

日数がたってもなかなか売れなかったため、価格を下げて「半額セール」と銘打ったところ、ポツポツと売れていくように。おもちゃ屋さんがイベントの景品にするとかでまとめて買ってくれたこともあり、少しずつ在庫は減少していきました。

ネットショップが失敗して不良在庫の山

結局、最初の仕入れ分を2年半かけて完売。もともとの価格を高めにしていたので、半額セールでも一応は黒字です。ただ、労力やメンタル的なことを考えると、実質は大赤字だったと思っています。

不良在庫の山がなくなってからは、部屋が広くなり気持ちもスッキリ。心はとっくに折れていたので、速攻でこのショップは潰しました。

大事な教訓

このネットショップでの失敗で得た最大の教訓は、「最初は無在庫(または少ない在庫)で始めるべき」ということです。自分ではなんとなく売れる気がしていても、実際に売れるかどうかはやってみないと分かりません。まずは少ない在庫でテストしてみて、実際に売れるのを確認してから、まとめて仕入れを行っていくべきだと痛感しました。

不良在庫は金銭的にもメンタル的にも最悪です。これから副業などでネットショップを始める人には、安全運転を強く強くおすすめします…。

事例3.蒔絵万年筆の海外向け販売(参考)

  • 月商:0万~50万円
  • 利益率:40%くらい
  • 在庫:無在庫
  • 運営期間:2年
  • 使用したカートサービス:Welcart

ネットショップの販売対象は、国内だけに限りません。英語でネットショップを作ることで、海外向けに物を売ることもできます。

ただ、やはり国内向けに比べて難易度が高いので、初心者の方は参考程度に読んでください。

商品

昔、海外向けに蒔絵(まきえ)の万年筆を販売するネットショップを運営していたことがあります。「蒔絵」というのは、漆や金粉を使用した日本古来の装飾技法のことです。蒔絵を使用した万年筆には様々なものが販売されていて、外国人に人気があります。

こういうやつ ↓
蒔絵万年筆の海外向け販売のネットショップ

この商品を売ろうと思ったのは、海外のオークションサイトで実際によく売れていたからです。商品探しには、有名なオークションサイトであるeBayのAdvanced Searchを使用して、日本から海外向けによく売れているものをリサーチしていました。

無在庫で運営

そのネットショップで販売していたのは蒔絵の万年筆のみ。商品数は50種類くらいあったと思います。価格帯は、安いもので5,000円、高いものだと一本30万円くらいするものも置いていました。

けっこう高級品なので在庫を持つ勇気はなく、ずっと無在庫販売で運営。注文が入ったらAmazonや楽天などで購入して、それを海外に発送するスタイルでやっていました。

海外向けのサイト作り

使用したネットショップ開業サービスはWelcartです。海外向け販売機能がついていたので、それを利用。

ただ、Welcartの海外向け販売機能を実際に使ってみると、英語に翻訳されていない部分があったり、住所の入力が難しいなど、色々と欠陥があると感じました。かなり時間をかけてそれらを修正しながらネットショップを作成した覚えがあります。

英語もなんとかなる

一番面倒だったのは、やはり言語です。外国人向けに販売するとなると、文章を全て英語で書かなければなりません。

私は英語が苦手で不安でしたが、簡単な文章はGoogle翻訳を使い、重要な文章についてはクラウドワークスの外注さんに翻訳をお願いすることで、一応は何とかなりました。

お客さんからの問い合わせなども英語でやり取りするのですが、これも不思議とGoogle翻訳の英語だけで普通に対応できたりします。

一応売れる

ネットショップ開業後、しばらくしてポツリ…ポツリ…と注文が入るようになりました。検索順位はなかなか上がらず、期待もしていなかったので少し意外です。

注文件数は少なく、一本も売れない月も普通にあるくらいだったのですが、値段の高い商品が多かったことから、けっこう良いお小遣いになる時もありました。10万円を超えるものを購入してくれる人も時々いて、その場合には楽天等で5,6万で仕入れて、それを海外へ発送するだけで4万円程度の利益になります。

そういう注文が入るたびに、高いペン買う人もいるもんだなぁ…と驚かされました^^;

結局、閉店することに

結論からいうと、このショップは運営開始から2年くらいで閉店しました。理由は、単純に売上が少なかったのと、運営が面倒になったからです。

無在庫なので注文が入った後に商品を仕入れるわけですが、いざ商品を仕入れようと思った時に、それがどこにも売っていないといったことも増えてきました。そうなると、お客様に謝罪して、すでに受け取った代金を返金するという作業も生まれます。

サイトに掲載する商品をちゃんと管理すれば問題ない話なのですが、もともと収益の多くないショップだったので、そこに時間を割きたくないとの判断でサッパリと潰すことにしました。

国内販売に比べると難易度高め

海外向けネットショップは、国内向けと比較すると色々と難易度が高いと感じる部分や、注意しなければならない点が多くあります。私はこのショップを始める前にコンサルを受けていたため何とかなりましたが、初心者が独学でやるのはおすすめしません。

様々な国向けに商品を販売したり、英語でお客さんとコミュニケーションをとる経験は、世界観を広げてくれます。興味のある人は、ちゃんとした人の指導を受けて挑戦してみると面白いと思います^^;

開業時にありがちな疑問

最後に、ネットショップの開業時にありがちな疑問についてまとめておきます。

開業届は出さなきゃダメ?

ネットショップに限らず事業をやるなら、ルール上は下記の通り提出が必要です。

  • 開業届の提出が必要な人:新たに事業所得を生ずべき事業の開始等をした方
  • 提出期限:事業の開始等の事実があった日から1月以内

私は一年半遅れで提出しましたが、何も言われませんでした…(;^_^A

開業届はペラ紙一枚の簡単なものです。出す時は国税庁のHPから入力して印刷、郵送しておしまいです。

副業はバレる?

「副業がバレない方法」は検索すると色々出てきますが、しっかり対策をとってもリスクは0ではありません。ショップを見られる可能性もなくはないですし、思いもよらないところから足がつくこともあるかもしれません。

私は、会社の通勤時に書籍でネットショップの勉強をしていたのですが、飲み会の時に先輩にカバンの中身を漁られて、危うくバレそうになった経験があります^^;

副業を始めるのであれば、多少はバレる可能性があることを認識して、腹をくくっておく必要はあると思います。

本読んで勉強した方がいい?

私もネットショップの本を色々読みましたが、正直あんまり役に立たなかったと思っています^^;

ただ、下記の本はすごく良かったです↓

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サイトの作り方とかの本は読んでいても頭に入ってこないことが多いので、実践してみて分からないことが出てきた都度、ネットで調べる方が早い気がします。

あと、最新のSEO関係の本は一冊読んでおくと良いです。

クレーム対応とか大変なのでは…?

私の少ない経験の中では、クレームが発生したことはありません。返品も一回しかないです。

商品にもよるのかもしれませんが、発生率はものすごく低いです。普通にやってたらそうそう起こらないものなのではないでしょうか。

何を売ればいいか分からない

「ネットショップを始めようと思ったものの、売りたい商品がどうしても見つからない」というのは、ありがちな悩みです。そういった場合には、とりあえず普段から色々な商品をチェックしてメモをとったり、商品展示会に参加してみるなどの努力をしてみましょう。

そういった努力をしても、ど~しても商品が見つからない!という場合には、別の商売も視野に入れた方が良いかもしれません。そもそも売りたいものがないのに無理にネットショップを始める必要があるのかどうか、他の商売ではダメなのかどうかを再考してみると良いでしょう。

私自身、不良在庫を抱えたショックなどからアフィリエイターに転向し、今ではアフィリの方が良い商売だと感じています。ネットビジネスには色々な種類があるので、自分に合ったものを探してみると良いと思います。

まとめ

今回は、初心者向けにネットショップ開業の方法についてご紹介しました。

ネットショップは色々と面倒くさいですが、自分の城を作って商品を売るというのはとても楽しく、売れた時の喜びも大きなものです。

最初は無在庫や少ない在庫で始めれば、大してお金もかかりません。興味がある人は、「失敗しても別にいいや」くらいの覚悟でどんどんチャレンジしていくと良いと思います^^

コメント

  1. カンベエ より:

    こんばんは!
    まさにタイムリーな記事をありがとうございます・・・!

    私も現在物販で利益を出そうと試行錯誤をしているのですが、現在のところはメルカリやヤフオクなどの他社様が運営する売り場を利用させてもらっています。

    いずれは自作のネットショップを・・・!と考えているのですが、

    ・ヤフオクetcは物販初心者でも参加しやすい
    ・運営にネームバリューがあるのでお客さんが勝手に集まってくれる
    ・物販ガチ勢ばかりというわけではないので梱包が多少甘くても許されるところがある

    などなど、残業で死にかかっている時でも対応がしやすいのでズルズルと頼っている状態です。

    なお、私が取り扱っているのは書籍や小物雑貨などです。
    もともと興味があるジャンルで「売れるかなー」と興味本位で出品したのが最初でした。
    ヒロスケさんと同じく、最初の購入があった時は感涙でしたよ。まあ、当時の利益は20円かそこらでしたが(笑)
    それでも、私が買った金額より高く買っていただけたことが本当に嬉しかったことを覚えています。

    あれから少しずつですが「売れるもの」「売れないもの」の見分けがつくようになってきましたが、初心は忘れてはならないと常々感じています。

    これは私事ですが、最初はあれだけ嬉しかった1円の利益が、少し売れ始めると疲れと忙しさのあまりお客さんに対してルーズになってしまう事があると気が付く時があります。

    現在は月の売り上げ30万を目指して空き時間を利用してコツコツ出品していますが、仕事に疲れるあまり「お客さんへの返事は明日でいいや~」となりそうなところを「ここで返事が遅れたらリピートは無い」と自分に喝を入れて返信してします。

    えらく長い文章になってしまいましたが、ネットショップの記事をとっても勉強になりました!!
    来月は私も新居(賃貸)に引っ越して、いよいよ退職に向けて本格始動です(*^_^*)

    ヒロスケさんの記事にはいつも勇気と元気をもらっているので、これからも更新楽しみにしています!

  2. ヒロスケ ヒロスケ より:

    こんばんは。
    長い記事を読んでいただきありがとうございます^^

    >運営にネームバリューがあるのでお客さんが勝手に集まってくれる

    これは大きいですよね。
    ネットショップは最初だいたい集客で苦しむので。
    販売手数料も集客代としては悪くないかもしれません。

    >これは私事ですが、最初はあれだけ嬉しかった1円の利益が、
    >少し売れ始めると疲れと忙しさのあまりお客さんに対してルーズになってしまう事があると気が付く時があります。

    超分かります。
    私もアフィリが好調だった時は、
    発送が面倒でネットショップの注文に舌打ちすることもありました…^^;

    苦しくなってきた今になって、
    初心の大切さについて考えさせられてます…。

    >来月は私も新居(賃貸)に引っ越して、いよいよ退職に向けて本格始動です(*^_^*)

    おめでとうございます!
    新居へ引っ越しということは、もう引き返せないとこまで来てる感じですかね?^^;
    人生の大きな転機ですね…体調に気を付けて頑張ってください!